またどんな使い方ができるの?
「仮想デスクトップ」と聞いた時、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか。 初心者の方にもわかりやすいように解説していきたいと思います。
仮想デスクトップとは
「仮想デスクトップ」と分割すると「仮想」と「デスクトップ」が合わさったワードになります。
どちらも理解できていれば、なんとなくわかりますが、意外と知らない人も多いので、1つずつみていきます。
まず「仮想」の意味を確認しましょう。
「仮想」とは、「実際には無いが、仮にあるものと考えてみること。仮に想定すること。」という意味です。
次に、「デスクトップ」です。
「パソコンを起動してログイン直後に表示される基本画面のこと」です。
もう少し詳しく知りたい方は下記を参考にしてください。
【初心者向け】デスクトップってなに?「分かってる」ようで説明できない基礎知識
デスクトップとは デスクトップとは、パソコンを起動してログイン直後に表示される画面のことで、Window10の場合は図のような画面を指します。 「desktop」を和訳 ...
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つまり、実際にはパソコンの基本画面は1つしかないけれど、複数の基本画面を作成し、切り替えることができる機能を「仮想デスクトップ」といいます。
この機能は、Windows10から追加されています。
仮想デスクトップを使うメリット
仮想デスクトップは、複数の作業を並行して行うときに非常に便利です。
例えば、作業A、B、Cがあるとします。
従来の方法だと、Bの作業をしたい時に、不要なA、Cの画面を最小化し、Bの画面のみ表示して作業します。
一方、仮想デスクトップを使えば、デスクトップ1にAの作業、デスクトップ2にBの作業、デスクトップ3にCの作業と、作業ごとにデスクトップをわけることができます。
また、パソコンをシャットダウンした場合、開いていたウインドウは閉じられますが、
仮想デスクトップで開いた画面の状態は、維持されます。
この機能を利用して、毎日開くような画面は仮想デスクトップで開いておき、パソコンが起動したら画面切り替えですぐに使えるようにすることもできます。
仮想デスクトップを作成する
仮想デスクトップを作成するのは、少し難しいイメージがあるかもしれませんが、パソコン初心者でも簡単に作成することができます。
以下の手順でやってみてください。
1.「タスクビュー」をクリック
タスクバーにある、「タスクビュー」のアイコンをクリックします。
2.「新しいデスクトップ」をクリック
画面左上の「+新しいデスクトップ」をクリックします。
そうすると仮想デスクトップを作成することができます。
3.「名前の変更」変更する(任意)
仮想デスクトップには名前を付けることができます。
作業内容、目的など、自分のわかりやすい名前に変更することをオススメします。
※変更しない場合は、デスクトップ2.3.4.....という名前になります。
仮想デスクトップを切り替える
仮想デスクトップを切り替えるには、「タスクビュー」から開きたい「仮想デスクトップ」を選択するだけです。
ちなみにデスクトップ1で開いている画面をデスクトップ2に移動したい場合は、下図のように、対象の画面を右クリックから移動させることができます。
仮想デスクトップを閉じる
仮想デスクトップを閉じるには、対象の仮想デスクトップの右上の[✕]を押すだけです。
仮想デスクトップのショートカットキー
下記記事で紹介していますので、参考にしてください
【時短テク】ショートカット|仮想デスクトップを使う
この記事の目的 時短となるパソコンテクニックを習得し、使いこなすことを目的としています。 下記の流れを意識して行いましょう。 解説:使い方を学ぶ(Input) 演習:学んだことをやってみる(Out ...
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まとめ
仮想デスクトップとは、パソコンの基本画面は1つしかないけれど、複数の基本画面を作成し、切り替えることができる機能のことで、Windows10から追加された。
仮想デスクトップの作成、切り替え、閉じる、いずれの操作もパソコン初心者の方でも簡単に操作ができて作業効率がアップする。