ドメインとは一体何なのか、どのような仕組みなのか、独自ドメインを取得するメリットは何なのか、分かりにくいことがあります。
今回は、ドメインとは何か、その特徴について解説します。
また、ドメイン名の種類、独自ドメインを持つことの重要性、ビジネスに適したドメインを選択する際の注意点についても説明します。
ドメインとは？
「ドメイン」とは、Webサイトの住所（アドレス）のことです。
ドメインがあることで、Webサイトを識別することに役立てることができます。
ドメイン名は、ウェブサイトの名前であるドメイン名と、ドメイン名の後に付く接尾辞であるドメイン拡張子の2つの部分から構成されています。
例えば、Googleのドメイン名は「google」、ドメイン拡張子は「.com」です。
URLにおけるドメイン
URLにおけるドメインとは、「www．ドメイン名」という形で、「www」の後の部分を指します。
自分のWebサイト（ブログ等）や会社のホームページを公開しアクセスしてもらうために、URLがWebサイト上の住所になります。
メールアドレスにおけるドメイン
メールアドレスにおけるドメインは、メールアドレスの「@」以降の部分を指します。
@以降のドメインによって、メールの送り先（住所）になるわけです。
例えば、会社であれば、社員は@以降は会社のドメインになるため同じ。
@より前は、社員名などで識別できるようになっており、はじめて1つのメールアドレスができあがります。
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ドメインの構成要素
ドメインは、①トップレベルドメイン」、②セカンドレベルドメイン」③サードレベルドメイン の3つの構成要素があります。
図のYahooのドメイン名を参考に確認してみましょう。
トップレベルドメイン（TLD）
【jp】＝トップレベルドメイン（TLD） といいます。
トップレベルドメインには「分野別トップレベルドメイン（gTLD／新gTLD)」「国コードトップレベルドメイン(ccTLD)」「属性別JPドメイン」の3種類あります。
この点については、後ほど詳しく解説します。
セカンドレベルドメイン（2LD)
【co】=セカンドレベルドメインといいます。
この部分は、組織の種類を表すものが入ります。
例えば、会社を表す「co」や学校法人を表す「ac」、政府機関を表す「go」などがあります。
サードレベルドメイン（3LD)
【yahoo】=サードレベルドメインといいます。
この部分は、自分オリジナルの文字列つけることがを登録することができます。
ちなみに、「.com」などのトップレベルドメインの種類によっては、サードレベルドメインがセカンドレベルドメインにずれ込み、サードレベルドメインがないケースもあります。
トップレベルドメインの種類
ドメインには、さまざまな種類があり、特徴が異なります。
ここではその種類について解説します。
分野別トップレベルドメイン（gTLD）
最も一般的なドメインの種類は、分野別トップレベルドメイン(ジェネリックトップレベルドメイン:gTLD）です。
これは、「.com」、「.org」、「.net」などの標準的なドメインの拡張子です。
| ドメイン(gTLD)の種類 | 特徴 |
| .com | 企業や商用サービスを表すドメイン |
| .net | ネットワークサービスを表すドメイン |
| .org | 非営利組織を表すドメイン |
| .biz | ビジネスを表すドメイン |
| .info | 情報サービスを表すドメイン |
国別コードトップレベルドメイン（ccTLD）
次に一般的なドメインには、国別コードトップレベルドメイン（ccTLD）です。
「.jp」、「.us」、「.uk」、「.ca」などの2文字で構成される拡張子です。
日本は「.jp」です。
| ドメイン(ccTLD)の種類 | 特徴 |
| .jp | 日本を表すドメイン |
| .us | 米国を表すドメイン |
| .uk | 英国を表すドメイン |
| .ca | カナダを表すドメイン |
属性型（組織種別型）・地域型JPドメイン
「国別コードトップレベルドメイン」の「jp」ドメインの中でも、セカンドレベルドメインに指定の文字列が入る「属性型（組織種別型）・地域型JPドメイン」もあります｡
属性型JPドメインは１つの組織で１つしか取得することが出来ません。（「ne.jp」を除く）
ちなみに、個人が属性型JPドメインを取得することも出来ません。
| 属性型JPドメインの種類 | 特徴 |
| .co.jp | 会社を表すドメイン |
| .or.jp | 法人組織を表すドメイン |
| .ne.jp | ネットワークサービスを表すドメイン |
| .ac.jp | 高等教育機関、学校法人を表すドメイン |
| .ad.jp | JPNIC会員組織を表すドメイン |
| .ed.jp | 初等中等教育機関、18歳未満を対象とした教育機関を表すドメイン |
| .go.jp | 政府機関や各省庁所管の研究所、独立行政法人を表すドメイン |
| .gr.jp | 個人や法人により構成される任意団体を表すドメイン |
| .lg.jp | 地方公共団体と、それらの組織が行う行政サービスを表すドメイン |
新分野別トップレベルドメイン（新gTLD）
最後に、新しく導入された分野別トップレベルドメイン(ジェネリックドメイン：新gTLD）があります。
これは、「.shop」、「.app」、「.tech」などのドメインです。
最近では、地域の表した「.tokyo」「.kyoto」などもあります。
少し料金が高い傾向があります。
| ドメイン(新gTLD)の種類 | 特徴 |
| .shop | 店を表すドメイン |
| .app | アプリ関係を表すドメイン |
| .tech | テクノロジー関係を表すドメイン |
| .beauty | 美容関係を表すドメイン |
| .kyoto | 地域を表すドメイン |
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独自ドメインとは？
「独自ドメイン」 とは、世界に一つしか存在しないオリジナルのドメイン名を指します。
自分自身で好きな文字（ドメイン）を指定し、利用することができます。もちろん、すでに使用されている場合は、そのドメインを利用することができません。
また、取得した独自ドメインは更新し続ける限り、自分専用のドメインとして使い続けることができます。
独自ドメインを取得のメリット
独自ドメイン名を取得することは、オンラインプレゼンス(Webにおける企業や個人などの存在感を示すこと)を確立する上で最も重要なステップの一つです。
ブランドの認知度を高め、お客様に会社やサービスに対する信頼感を与えられる点があります。
さらに、独自ドメインのメールアドレスやWebサイトを作成したりする一貫性や、その他のサービスにアクセスするなど柔軟性も得られます。
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独自ドメインを取得する方法
ドメイン登録サービスを活用して登録すれば、オリジナルのドメインを取得することができます。
ドメイン名の決め方
ドメイン名を決定する際には、ウェブサイトの目的、サイトのターゲット層、ビジネスに関連するキーワードを考慮することが重要です。
詳しくは、こちらの記事で解説していますので、参考にしてください。
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どこのドメイン取得サービスを使えばいい？
主に以下の2社のどちらかで良いと考えます。
調べてみればいくつもありますが、以下の点をチェックした時にサービスが充実しているからです。
チェックポイント
- セールなど価格が安い（維持費用も）
- サポート窓口や設定方法、その他サービスが充実している
- ドメインを選択する種類が豊富
ちなみに私はお名前.comを利用しています。
独自ドメインを取得する際の注意点
更新費用が高い
初年度の割引サービスをやっているので、お得だと飛びついてみたらそのドメインの種類の更新費用が高いというケースがあります。
初年度の費用のみに注視せず、更新し費用も確認しましょう。
※特に.shop、.app、.tech、.tokyoといった新gTLDは少し高いので注意しましょう。
Whois情報の公開代行のないサービスには注意
ドメイン取得サービスは、Whois情報の公開代行があるところを選びましょう。
Whoisとは、トラブル防止のためにドメイン管理者が誰なのかを公開しているデータベースのこと。Whois情報の公開代行があれば、登録者の個人情報の代わりにドメイン管理会社への問い合わせ先情報がデータベース上に公開されます。
対応していないサービスで契約してしまうと、登録者の名前・電話番号・住所などがインターネット上に公開されてしまう恐れがあります。とくに個人でドメインを取得する場合には注意が必要です。
サポート窓口がない
初心者は、電話やチャットなどでリアルタイムで質問に回答してもらえるサービスを選ぶのがおすすめです。
問い合わせフォームだと返信までに2〜3日待たなければなりませんが、電話だと直接話しながら、わからないことをすぐに解決できます。
ただし、電話サポートを受けられる条件には注意してください。
一部のサービスでは、レンタルサーバーなどの関連サービスを使用していないと電話サポートを受けられないケースもあります。
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まとめ
ドメインとは、Webサイトの住所（アドレス）のこと。
独自ドメインを作ることは、Webにおける企業や個人などの存在感を示すことを確立する上で最も重要なステップ。
ブランドの認知度を高め、お客様に会社やサービスに対する信頼感を与えられるメリットがある。
独自ドメインは自分の好きな文字で作成することができるが、どのようなWebサイトにしたいか等の目的、ターゲットをハッキリさせてからドメイン名を決めましょう。
ドメインを取得するサービス業者は、お名前.com ムームードメインをお勧めしますが、他の業者を検討してもOK!
ただし、いくつか注意点もあるので、目先の価格だけにとらわれないように注意しましょう。
