ドメイン名を決める際、どんな名前にしたら良いのか悩むことがあるかと思います。
特にこれからWebサイトや個人ブログを始める人には、どういうところを気を付けたらよいのか心配があると思います。
そこでこの記事では、ドメイン名を決める際におさえておくポイントを解説します。
また、後半ではドメイン名とSEOとの関係についても説明します。
ドメイン名を決める際におさえておくポイント
ドメイン名を決める際におさえておくポイントは、いくつかあります。
下記で説明するポイントをおさえて、自分だけのオリジナルドメイン名を考えましょう!
そもそもドメインとはなにか理解できていない人は、先にこちらをチェックしておきましょう!
【図解】ドメインとは何か?初心者にもわかりやすく解説
ドメインとは一体何なのか、どのような仕組みなのか、独自ドメインを取得するメリットは何なのか、分かりにくいことがあります。 今回は、ドメインとは何か、その特徴について解説します。 また、ドメイン名の種類 ...
続きを見る
Webサイトのテーマに合わせる
まず、最も重要なポイントは、自分のWebサイトのテーマに関連するドメイン名することです。
これは、ドメイン名を見たユーザが何をテーマにしたWebサイトが認識できるとともにアクセスの増加、もっと言えば、SEO対策にもつながります。
例えば、下記のようにテーマをイメージするワードを含めることが大切です。
ポイント
テーマ:初心者向けにキャンプの楽しみ方を共有するWebサイト
イメージするワード:「camp」、「guide」
逆に、適当な文字列を並べただけのドメイン名はNGです。
ネットが当たり前の昨今、変なWebサイトへのフィッシング詐欺も増えています。
ユーザがドメイン名をみて「このWebサイトは怪しいな...」と思われれば、アクセスされなくなりますので、必ず注意しましょう!
絶対にNG
「dYok1T7kemBop.com」のように適当な文字列を並べただけのドメイン名
企業名、ブランド名を含める
個人ブログ等であれば、Webサイトのテーマに合わせることでドメイン名が決まりますが、
法人として「会社を紹介したい」、「自社で扱う商品を紹介したい」というケースもあるかと思います。
その場合は、企業名やブランド名、商品名をドメイン名に含めましょう。
例えば、化粧品メーカーのドメインを見てみましょう。
資生堂
企業名をドメイン名にしています。
SK-Ⅱ
化粧ブランドのSK-Ⅱをドメイン名にしています。
※この商品の販売元はP&Gです。
このように、企業名、ブランド名を使うことも1つです。
短く、覚えやすい
「覚えやすい」ドメイン名と言われるとどのようなものを想像しますか?
URL欄にアルファベットが並んでいるのを想像すると、やはり短い方がいいですよね。
つまり、長いドメイン名は覚えにくく、印象に残りにくくなります。
そこで、Webサイトのテーマに沿った内容で考えたものを、
もう少し短くできないか、覚えてもらいやすいドメイン名にならないか、入力が簡単な名ドメイン名にならないか検討しましょう。
ドメイン名を短くする手段
一般的に周知されている略称を使うのも一つです。
- 「Personal Computer」→「PC」
- 「technology」→「tech」
ただし、一般的に周知されていない、もしくは何の略称かわからないものをするのは控えておきましょう。
変更できないことを念頭に置く
ドメイン名がある程度固まってきたら、最後に「あとから変更できないこと」を意識するようにしましょう。
1度取得したドメイン名は、変更することができません。本当にこれでいいのか自分に問いかけてみましょう。
もちろん、変更したいドメイン名を別途取得すれば解決しますが、これまで育ててきたドメイン名のSEOはリセットされてしまいます。
そういったことがないよう、もう変更する必要ないと思えるぐらい吟味してドメイン名を決めましょう。
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
トップレベルドメイン(TLD)の決め方
ドメイン名を決定する際には、トップレベルドメイン(TLD)を考慮することも重要です。
TLDとは、ドメイン名の「.」以降の部分でドメインの拡張子とも言います。
例えば、Googleの場合、ドメイン名は「google」、トップレベルドメイン(TLD)=ドメイン拡張子は「.com」です。
TLDは「.com」の他に、「.net」、「.jp」、「.tokyo」などたくさんの種類から選択することができます。
その中から作成するWebサイトの種類、特徴にあったものを選ぶようにしましょう。
例えば、ウェブサイトのテーマが非営利組織のホームページを作成するのであれば、非営利組織を意味する「.org」を選択するのが理想的です。
ドメインの種類 | 特徴 |
.com | 企業や商用サービスを表すドメイン |
.net | ネットワークサービスを表すドメイン |
.org | 非営利組織を表すドメイン |
.biz | ビジネスを表すドメイン |
.info | 情報サービスを表すドメイン |
他にも、下図のように新しく追加されたTLD(新gTLD)を選ぶと、よりテーマに沿ったドメイン名にすることもできます。
ドメインの種類 | 特徴 |
.shop | 店を表すドメイン |
.app | アプリ関係を表すドメイン |
.tech | テクノロジー関係を表すドメイン |
.beauty | 美容関係を表すドメイン |
.kyoto | 地域を表すドメイン |
迷ったら「.com」がおすすめ
もし悩まれるのであれば、「.com」を選択することをオススメします。
理由はこの3つ!
- ドメインの取得費用が安い(新規/更新費用ともに)
- 新gTLDを選択するよりもメジャーで安心感がある
- 企業や商用サービスを表すドメインとして使われるため、基本的に当てはまる
その次にオススメするとしたら「.jp」です。
日本を表すTLDのため、日本向けWebサイト、もしくは個人ブログであれば十分です。
なにか適当に検索した時に、「.com」か「.jp」が大半を占めています。
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
ドメインとSEOの関係
ドメイン名によってSEOは影響する?
結論から言うと、どのようなドメイン名にしてもSEOには影響はありません。
天下のGoogle様もドメインが持つSEO効果を完全に否定しています。
TLDの種類によってSEOは影響する?
こちらもTLDの種類による影響はありません。
ただ、「.jp」や「.co.jp」のように国や地域に関連づけられているccTLDは、マーケティングを行いたい国や地域のccTLDを選択した方が SEO で有利という意見もあります。
真意はわかりませんが、そういう可能性もあることを考えて「.jp」などを選択するのも一つです。
Webサイトのテーマに合ったドメイン名にすることが、最大のSEO対策
SEOは、たくさんのユーザがアクセスし、閲覧時間が長い(記事を読んでいる)と思われるサイトにはGoogleの信頼感が高まり、検索順位が上がるという仕組みです。
その入り口にあたる「たくさんのユーザがアクセスする」ためにWebサイトに合ったドメイン名にすることで最大のSEO対策です。
URLを見たユーザーが「このサイトは○○関連のサイト」と認識し、再度アクセスされるよう、分かりやすくWebサイトのテーマに合ったドメインを意識しましょう。
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
ドメイン名のアイデア出しを支援するツール
ドメイン名のアイデアのみならず、個人ブログの記事作成なども行ってくれるCatchy(キャッチー)を使ってみるといいかと思います。
このツールは、AIが記事を作成してくれるものです。
記事作成の他にキャッチコピーや、企業名を考えてくれるものなど、すべて使いこなせないほどたくさんの生成パターンがあります。
その中で今回は、「企業名のアイデア」を使ってみることでアイデア出しができないかと思います。
この「企業名のアイデア」は1クレジット(コインみたいなもの)で生成できるので、無料体験の10クレジットを使ってみるとよいでしょう。
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
希望しているドメインが取得できない時の対処法
さぁいよいよドメインの取得です。
まずは、自分の考え抜いたドメインがあるか確認しましょう。
お名前.comでは画面を開くとトップ画面が検索画面になっています。
ドメイン名とTLDを選択して検索を押してみましょう。
もし、入力したドメインが取得できない場合は、次のことを試してみましょう。
TLD を変える
「.com」や「.jp」といったTLDは、誰もが無難と考えて既に取得している場合が多くあります。
そういった場合は、他の「.net」や新gTLDに変更しましょう。
お名前.comでは取得可能、不可、予約がアイコンで示されているので、取得可能状況をチェックしましょう。
「ー(ハイフン)」を含める
完全一致しなければ取得できるので、ー(ハイフン)を含んだ形に変更してみましょう。
ー(ハイフン)をいれることで、わかりやすいドメイン名になることもメリットの一つです。
まとめ
失敗しないドメイン名を決める方法で、最も大事なことは「Webサイトのテーマに合わせる」こと。
そのうえで、ユーザがURLを見た時に、短く、覚えやすいものであるかを意識するようにしましょう。
また、ドメイン名を何にしようとSEOに影響はありません。
ただ、どんどんアクセス数を稼ぐことが最大のSEO対策なので、一度ドメインを取得したら、別のドメイン名を取りなおすことがないよう、最初段階でしっかり吟味して決めましょう。