エクセルで図形(オブジェクト)を使うことはよくあるかと思います。
その時に、「この図形に文字を入力したいな」と思ったことはないでしょうか。
実は簡単な操作で図形に文字入力することができます。
この記事では、図形に文字入力する方法について解説します。
図形に文字入力する
基本は図形を選択し、文字入力を行うと自然と文字を入力することができます。
・・・「え、私はできなかったよ」、「わかりにくい」という方もいるかと思いますので、下記の手順でやってみましょう。
まずは、文字を入力したい図形を選択し、右クリックから[テキストの編集]を選択します。
すると、図形に文字入力のカーソルが表示されれば、OKです。
あとは、文字を入力するだけですね。
ちなみに図形をダブルクリックしても文字入力のカーソルに切り替わるので、覚えておきましょう。
・・・これで問題は解決!かと思いますが、
以下のような問題に直面することもあると思いますので、トラブルシューティング的なもの載せておきます。
文字の色を変更したい
セルで文字色を変えるのと同じ操作です。
図形の選択もしくは図形内の文字を選択したうえで、文字色を変更しましょう。
図形内に文字が収まらない/表示されない
よくぶち当たる問題かと思います。
次の方法を試してください。
文字の配置位置を調整する
文字の配置位置で解決する場合があります。
[図形の書式設定]から[垂直方向の配置]で変更することができます。
テキストを図形からはみ出して表示する
「図形からはみ出してもいいので、表示してほしい」というケースです。
[図形の書式設定]の下図の箇所にチェックをいれましょう。
先ほど表示していなかった「力する」の部分が表示されました。
テキストに合わせて図形のサイズを調整する
図形のサイズにこだわりがなければ、図形の自動調整が有効かと思います。
[図形の書式設定]の下図の箇所にチェックをいれましょう。
文字サイズに合わせて図形が縦長に自動調整され、全体を表示できました。
文字サイズを小さくする
標準の文字サイズは11ptになっているため、文字サイズを小さくすることで解消することもあります。
セルで文字サイズを変更するのと同じ操作になります。
ただ、思っている以上に小さくしないと全体を表示しないので、イマイチ。。。
文字が入力できない
次のことが考えられます。
- 文字が透明で見えていないだけで、実は入力できている
→文字色を変更しましょう - カーソル位置が図形以外にところにいっている
→図形を選択し、文字の追加を選択したから行いましょう。
図形に文字入力するオススメの方法
上記のように、図形に文字を入力できることはお分かりいただけたかと思います。
ただし、文字入力するのにふさわしくない形、(例えば星型、丸形など)の場合は、文字と図形の大きさなどが理想の形や大きさにならないことが多いというのが現状です。
そこでオススメの方法は、図形とテキストボックスをを重ね合わせることです
では、実際にやってみましょう。
まず、図形を用意しテキストボックスを挿入しましょう。
テキストボックスになると、
文字の位置やサイズ、改行なども自由にできるのかいい所です。
文字を入力したら、テキストボックスの背景と枠線を透明にしましょう。
※枠線の透明化も同じ手順で行います。
そして、図形と重ね合わせます。 「セル内で改行したい!」と思い[Enter]キーを押したら、改行されずに下のセルに移動してしまった。。。 誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。 また、セル内改行はできないと思い込んでる ... 続きを見る
その時、文字が後ろに隠れてしまう場合は、図形を右クリックしてから[最背面へ移動]を選択します。
これにより、最背面に図形、その上に、テキストボックスの順に表示します。
最後は必要に応じてグループ化の処理を行います。
図形をグループ化する方法は下記にて解説してますので、参考にしてください。
【やばテク】Excel(エクセル)|セル内改行をする
まとめ
図形に文字を入力することは、①図形を選択し、文字入力、②図形をダブルクリックし、文字入力、③図形を選択し右クリック>[テキストの編集]により行うことができます。
ただし、図形の形などによっては思うように入力した文字が表示しないことなどがあるため、テキストボックスを追加し重ね合わせる方が理想的なものが作成できる