エクセルでたくさんの図形を扱う場合、手動で整列させてる方が多いのではないでしょうか。
ただ手動で行う以上、図形との間隔にずれが生じ、不均一になり、最悪な場合は見た目悪くなってしまいます。
こういった時は、エクセルの機能を使ってきれいに整列させるのが、ベストだと考えます。
そこで今回は、図形を一瞬で整列させる方法について解説します。
図形を均等整列させる
エくセルには、図形を整列させる機能があります。
これを使うことで一瞬にして整列させることができます。しかも作業時間は1秒ですごく簡単なので覚えておきましょう!
左右均等に整列させる
まずは、整列させたい図形を全て選択します。
選択する方法は[Ctrl]キーをを押しながら図形を選択します。
図形が多い場合は、[検索と選択]の[オブジェクトの選択]を選びましょう。
選択したいオブジェクトが含まれるように範囲選択すると、範囲内にある図形が全て選択できます。
次に[ページレイアウト]タブの[配置]から[左右に整列]を選択しましょう。
選択すると同時にBとCの図形が動いたことにお気づきでしょうか。
AとDの図形の範囲内で真ん中のBとCの図形が左右均等になるように移動(整列)します。
図形の間隔を狭めたいなら、AとDの図形の位置を狭めたうえで、[左右に整列]させればOKです。
逆に広げたい場合は、AとDの間隔を広げてあげればよいですね。
上下均等に整列させる
次は上下に整列させるパターンです。左右に整列した図形を使ってやってみましょう。
考え方は先ほどと同じです。
両端の図形の間で上下均等になるという処理になります。
では、[配置]から[上下に整列]を選択しましょう。
上下で見た時に、両端はどれかわかりましたか?
AとCですね。そのため、BとDの図形が上下均等になるように移動(整列)しました。
このように簡単に左右、上下均等に整列することができます。
ただし、両端の図形と真ん中の図形があってそこ使える機能なので、図形が3つ以上の時のみになります。
図形を一方に整列させる
次は一方に整列させる方法を紹介します。
一方とは、「左揃え」、「右揃え」、「上揃え」、「下揃え」の端の図形に揃えるものと、中央位置に揃えるものの2パターンがあります。
左・右・上・下に揃える
[配置]の中には[左揃え]、[右揃え]、[上揃え]、[下揃え]の4つがあります。
基本的には選択するだけですが、考え方を学んでおきましょう。
では先ほどの図形を使って[左揃え]についてみていきましょう。
まずは図形を全て選択して[左揃え]を選択しましょう。
4つの図形で一番左側にあったAを軸に全ての図形が左側に移動してきました。
つまり、[○揃え]とは選択された図形の中で一番○側にある図形に合わせて揃える機能だとわかります。
※考え方が理解できれば、他の[右揃え]などもどう動くのかイメージわくと思うので、割愛させていもらいます。
左右・上下中央に揃える
最後に中央位置に揃えるパターンです。
[左右中央揃え]をもとに解説します。では早速図形を全て選択して[左右中央揃え]を選択しましょう。
そうすると、左端のAと右端のDの中央位置に選択した図形が移動します。
4つの図形で一番左側にあったAを軸に全ての図形が左側に移動してきました。
つまり、[○○中央揃え]とは選択された図形の中で○○の両端のある図形の中央位置に揃える機能だとわかります。
まとめ
図形を均等間隔に整列させたい場合は、[左右に整列]を選択する。
図形を一方に整列させる場合は、[○揃え]もしくは[○○中央揃え]を使いましょう。
どちらの整列パターンでも軸となる図形があるので、それがどの図形になるのかは抑えておきましょう。