こういった疑問に答えます。
複数の文字列を結合する
複数の文字列を結合する方法はいくつかの方法があります。
初心者が使える簡単な方法から関数を高度な方法まで全て紹介します。
「＆」で結合する
難易度：
まずは「＆」で文字列を結合する方法です。
初心者の方でも最も理解しやすく簡単な方法です。
では、図で解説します。
図のように［郵便番号］と［住所1］と［住所2］を結合した文字列を［住所(E列)］に表示するようにします。
［住所(E列)］のところで＝と文字列の間に「＆」を入力します。
このように簡単に結合できましたね。
CONCATENATE関数で結合する
難易度：
次に、CONCATENATE関数を使って結合する方法です。
CONCATENATE関数は、文字列を結合するための関数で、今回の内容にぴったりの関数です。
CONCATENATE関数の定義を確認しましょう。
CONCATENATE関数の書式
シンプルですね。
結合したい文字列を,(ｶﾝﾏ)で区切るだけですね。
例えば先ほどの図の場合だとこのようになります。
CONCAT関数で範囲指定して結合する
難易度：
続いて、CONCAT関数を使って結合する方法です。
CONCAT関数はExcel2016に追加された新しい関数で「CONCATENATE関数」に範囲指定ができるようになった拡張関数です。
CONCAT関数の定義は、CONCATENATE関数と同じなので、割愛します。
前述のとおり、セル範囲を選択できるようになったところが大きな違いです。
こちらも先ほどの図で結合をした場合は、下記のとおりになります。
TEXTJOIN関数で結合する
難易度：
最後はTEXTJOIN関数です。
これまで紹介した結合方法とは異なり、結合する時に指定の文字列もセットしたり、空白のセルは含むか否かも設定できるなど高度な設定ができる関数です。
まずは定義を確認しましょう。
TEXTJOIN関数の書式
解読しにくい方のために、私なりにかみ砕いてみるとこんな感じです。
TEXTJOIN関数の書式(アレンジ版)
少し入力するイメージがわいてきたでしょうか。
わからない人も大丈夫です。先ほどの図をTEXTJOIN関数を使った場合、下図のようになります。
空白スペースの結合は［" "］と入力
空白スペースの結合は「" "」と入力すると挿入することができます。
例えば、「&」で結合する場合に、郵便番号と住所の間に空白スペースをいれる時はこのようになります。
エクセルやプログラミングでも［””］で囲われたものを文字列として認識されます。つまり［” ”］は空白スペースの文字列として扱います。
＆の結合は［"＆"］と入力
こちらも空白スペースの結合の時と考え方は同じです。
「P&G」「D＆G」「Pinky＆Dianne」「DEAN & DELUCA」など「＆」を結合したい場合も文字列として認識させるため［"&"］を結合条件に入れてあげるだけです。
まとめ
複数の文字列を結合する方法を4つ紹介しました。
最も簡単なものは「＆」で結合する、次の簡単なものはCONCATENATE関数およびCONCAT関数、最後はTEXTJOIN関数です。
TEXTJOIN関数は難しいというより、できることが多いだけに「＆」結合よりも理解をしないと使いこなせないという点です。
また「空白スペース」や「＆」を結合したい場合は、文字列として認識させるために［""］で囲ってあげると対応することがます。
